2021年6月2日水曜日

5月 あしたば

 

 

昨年より20日ほども早く梅雨に入り、ジメジメ蒸し暑い日が続いていますが、皆様体調などお変わりないでしょうか。感染予防だけではなく、熱中症にも気を付けて、こまめな水分補給をお願いします。

 

さて、5月19日に今年度最初のあしたば会をオンライン開催


しました。今回は「小規模多機能ホームのあれこれ~住み慣れた地域、我が家で、自分らしく暮らし続けるお手伝い~」という事で、小規模多機能ホームよいやんせ 小川さんのお話でした。お忙しい中、60名を超えるご参加ありがとうございました。

 


小規模多機能型居宅介護の概要や特徴、利用のメリットやデメリット、費用の事など基本的な事から、小規模多機能ホームでの看取り、事例の紹介などの内容でのお話しでした。

 

通いと宿泊、訪問を組み合わせて自宅での生活を支えていくという事で、デイサービスとショートステイ、ヘルパーの組み合わせだと単純に考えていました。しかし、利用者一人一人利用の仕方が違っていて、その人の生活パターンに合わせてサービスや時間、回数も計画されている。突然の宿泊や受診送迎、買い物の付き添いなど臨機応変に対応し、これまでの生活スタイルに合わせて自宅生活を支えていく。また、通いと宿泊、訪問と同じ顔なじみのスタッフが支援できるので、利用者も安心できるとの特徴がありました。



コロナ禍以前ではありますが、地域の総会に利用者と一緒に参加して見守りのお願いをしたり、地域の敬老会に参加して利用者の誕生日のお祝いをしたりと、地域の方との交流や地域の課題にも積極的に取り組まれていました。小規模多機能ホームでの看取りについても、主治医やご家族と連携を取り、本人の思いを大切にして行っているとの事でした。

 

基本的な事から実際の事例、看取りなどとても分かりやすく、あっという間の1時間でした。その方にとって必要なものを見極めて、必要に応じたサービス提供という事では同じだと思います。小規模多機能ホームの特徴をしっかりと理解し、連携を取ることが大切だと感じました。

 

次に、あしたば運営委員の井料居宅介護支援事業所 倍盛ケアマネジャーから、「霧島市ケマネ会あしたばの現在とこれからの運営について」提案がありました。今後、霧島市のケアマネが中心となってあしたば会を運営していこうとの提案でした。具体的な中身としまして、

l  事例検討会・事例研究会の開催頻度を増やしによる事例の見立て・手立て・構造化等の視点や力の醸成。またそこでの講師・指導者・ファシリテーターの方々の実践の場、スーパービジョンの実践。

l  非常災害・感染症発生時など緊急事態におけるBCPの作成や研修・机上訓練等による目に見える横のつながり作り

l  ソーシャルケースワーク(相談援助技術)・ケアマネジメント論・コミュニティーソーシャルワーク等知識の再確認や積み上げ

l  ケアマネジャーとして支援を行う中で必要な知識の獲得の為の研修、地域ネットワーク作りです。今後はもっと霧島市ケアマネジャー中心に運営し、包括は事務局として後方支援的立ち位置。ケアマネは、地域の課題に対して政策形成の声を上げ具現化する為にも市役所との連携を密にする事です。ケアマネ、包括、市役所が三位一体する事で市民の方の幸せに繋がるのではないでしょうか。

あしたば運営委員の募集も随時行っております。ぜひ一緒に楽しみながら仕事に支障のない範囲で霧島市ケアマネ会あしたばを盛り上げていければと思います。

 


次回は6月16日に認定栄養ケア・ステーション栄養サポートきりしま 在宅栄養専門管理栄養士 吉永悦子さんより、「高齢者の栄養ケア~高齢者だけでない!!私達も『栄養と健康の大切さ』の重要性~」との内容でお話しいただきます。次回もたくさんのご参加お待ちしています。