2015年7月17日金曜日

平成27年7月度 ケアマネ会

 7月15日(水)、台風が本州に向かっており、その影響からか晴天で暑い日となりましたが31名の参加がありました。
 会は牛牧代表の台風話から始まり、さながら理科の講義のような雰囲気でした。
(トロピカルストームなんて言葉初めて聞きましたよー笑)

 さて、本題です。
 今回の事例発表は小規模多機能ホーム おあしす福山の久保田さんでした。
 まずはライフサポートワークについてのご説明をいただき、「尊厳ある生活」をいかにして実現できるように支援していくか、本当の意味での「目標・目的」の大切さを感じました。













 実際のライフサポートプランや私の暮らしまとめシートの具体的説明をいただきながら、「自分で発した言葉を、そのまま書き、ケアマネが作成した計画ではなく、本人の立てたプランである」ということに強く共感できました。

 そのため、計画に対しての重みがあり、その計画が「最初に立てたものと比べると、カンファレンスを行い本人を知りゆく中でプランが深みをましていく」というような言葉もあり、本人の状態が、たとえ行動障害が強く出たとしても、その時の精神状態や立場により添い、どういった気持ちを持っているのか、どういった希望を持っており、そのためにどうやっていくのかという、ただ単に計画を遂行した結果の現在の良好な姿ではなく、本人のその時々の気持ちに寄り添って一緒に動いていった結果の現在の良好な姿であると感じました。
 そしてそこに関わる家族や近所の方々、そして事業所。出来ないところを補っていく サービスではなく本人がしたい生活を支援する形が伝わってきました。

 このライフサポートワークについては「自分の人生は自分で選ぶ」といった、当たり前のことを守っていける大切なものであると感じ、自分もこの考えは今後のケアマネジメントの中で必ず活かしていきたいと思いました。


 ハプニングもあり、とても面白かったです(笑)
 貴重な事例を提供して下さり、本当にありがとうございました。


 そして後半戦。
 牛牧さんから、「いくつかの事業所から寄せられた質問事項について」と題し、訪問看護における理学療法士等の訪問についての見解を紹介してくださいました。
 当日現在、まだ結論は出ていないということで、また何らかの発表が行政等からなされるのではないでしょうかとのことでした。


 










 最後に、最も白熱した「今後のあしたばについて」。

 参加者から多くの意見があり、凄く熱く考えていらっしゃるんだなと圧倒されました。
自分もまだケアマネとして動き出して2ヶ月、分からないことが多く勉強の毎日で楽しんでやってはいますが、、、と同時に危機感を強く感じる毎日です。

 次々に新人ケアマネは誕生していき、皆成長していきます。ある程度まで来ると飽和状態となります。そして、これからは地域の住民の方々が主体性を持って活動をしていくようになると自分たちの動きや形も変わってくるのかなとも少なからず思っています。

 飽和の先にあるのは淘汰しかありません。

 ご利用者様・ご家族様・そして地域から必要とされるためには、全体の底上げも大切ですが、「自発性」が重要だと感じます。形を変え、順応が必要ではないでしょうか。

 今の時代、誰かに任せていてOKという時代ではないと思います。

「地域におせっかい屋さんを求めるのであれば、まず自分からおせっかいを焼き」
「必要とされたければ、必要とされる質を高め」
「考えがあれば、自分から積極的に動く」

 一人で言ってもなかなか伝わらないから、この会でみんなで落としどころを探って
上にも上げていける。今までにない絶好の機会だと感じています。

 人脈が作れて、悩み事が相談で来て、愚痴も言えて、クーラーも入ってて涼しくて
勉強もできるし、霧島市の中でのケアマネの立場も表現できる。

 曜日は第3水曜で固定されました。

 来るか来ないかはそれぞれのケアマネに委ねられています。
 自分たちの立場をどうやっていくかも自分たちに委ねられています。
 来るしかないと思います。是非!
 まだ2回しか行ってないのに、でしゃばりました!



 今回は井料居宅介護支援事業所の倍盛さんが寄稿して下さいました。