平成27年3月度のケアマネ会が開催されました。
介護保険改正についての興味の高さゆえか、はたまた、あしたばが浸透してきたからなのか、
本日は、36名という多くの方に参加していただけました。(もちろん後者であってほしい…)
また、肝付町から2名参加してくださいました。心より感謝申し上げます。
今回も、まずは『私のアルバム』と『軒下マップ』を活用した事例発表がありました。
今回の発表者はみゆき苑の小濱さんです。
認知症のある方からの聞き取りの困難さを感じながらも昔の思い出をうまく引き出し、アセスメントに活かしてケアプランに取り込むまでの一連の取り組みを説明して下さいました。
ご本人が昔から好きであったことややりたいことがあっても、最初から諦めてしまい言葉にすることがないことをケアマネジャーがしっかりと汲み取り、その想いに寄り添うことが大切だと痛感させられました。
小濱さん、最初から最後まで謙遜されてましたが、とてもよかったと思いますよ(^^)
次は、介護保険改正についての確認のあと、事業種ごとに分かれての意見交換が行われました。
今回の改正は、事業所にとってはかなり厳しいものだと言うのが共通認識のようです。
「ご利用者のために」と日々取り組んでいるのですが、それは事業所の安定運営の上に成り立っているのも事実です。
他事業所の工夫を聞くことで、ヒントを得るよい機会となりました。
次に、牛牧代表から『困りごとの多面性』について講義がありました。
「~に困ってんのよねぇ」と聞くと、その『~』の部分にばかり耳を傾け、その対策だけに意識が向きがちになります。
しかし、その言葉に含まれる本質を解決しなければその方の『困り事』を解決したことにはなりません。
私たちケアマネジャーは、そこにある葛藤等『声にならない声』に耳をすます(感じる)ことで、真の『その人らしさ』に近づく力を身につける必要があると学びました。
さあ、桜の季節を迎える頃となりました。悩みは尽きませんが気分も新たに頑張っていきましょう!
最後に、永濱さん、遠いところありがとうございました。またぜひケアマネ会にご参加ください。