2021年6月30日水曜日

 

6月 あしたば

みなさん、お疲れ様です。あしたば運営委員田辺です。梅雨ですが、合間の天気の良い日は、日差しが強くなり夏が近づいてきてるのが実感できますね。訪問の際は日焼け止めや日傘を使用し、こまめな水分補給をして体調にはお気をつけください。

 




6月16日(水)に開催のあしたばは 「高齢者の栄養ケア」でした。講師は認定栄養ケア・ステーション 栄養サポートきりしまの在宅栄養管理栄養士の吉永 悦子さんでした。吉永さんは普段は居宅牧園でケアマネージャーも兼務されています。コロナ前は月に1回程度、研修講師もされており、まさにメジャーリーガーの大谷翔平選手のような二刀流のご活躍です。事業所も鹿児島県で僅か5カ所しかないんです。本日は、業務多忙な中56名参加がありました。ありがとうございました。

 


高齢者の現状、食事の課題、グループワーク(30分)栄養アンケート結果報告、令和3年度介護報酬改定での栄養士のかかわりという内容で、吉永さんより、各項目ポイントをわかりやすく説明がありました。高齢者の問題としまして、糖尿病、高血圧、高脂血症など非感染性慢性疾患を多数かかえている。調理など手間がかかる事に対して消極的である。年金額の少ない、または食費にあまりお金をかけれない。これからの不安など若年者と課題が少し違い、その気持ちの共感や実情把握の理解がケアマネには求められている気がしました。


 


後半はグループワークでした。お題は、あなたの食、栄養の課題は何ですか?その課題はどうすれば解決できそうですか?でした。

 

ZOOMブレイクアウトルームで4班に分かれ意見交換をしました。初めましてから始まり段々打ち解けあい、笑いもありのワークでした。少しおじゃまさしていただきワーク見学をしてると、BMIが振り切ってます(笑)みんなお酒ってどの位飲んでるの?若い頃は焼酎びんが転がっていたね(笑)ラーメン食べてしまいますなど、だよね~私もうんうんと活発な意見が出てました。表情もやわらかく、賑わってました。このグループワークのまとめでは、私達の課題はたくさん意見がでましたが、高齢者の課題となると不安やできない現状があり、自分に置き換える事、相手の価値観に寄り添える事が大事ですよとお話がありました。

 


サブテーマは、高齢者だけでない!!私達も「栄養と健康」の重要性でしたが、実は、今回のワークは上記のかくれアンサーの他に支援者である私達ケアマネージャー自身が健康になる事で巡り巡って、ご高齢者の健康に目が向き還元できるのではでした。講義も2回目の休憩がとれない位盛り上がりました。吉永さん、準備から講義までありがとうございました。

 

最後に霧島市内のケアマネージャー及び福祉関係者の方々にご報告です。

あしたば運営委員会で、今年度下半期の予定が決まりました。また新しい運営委員の方々の賛同も得つつあります。ご紹介まで暫しお待ちを(;^ω^)下半期予定についてはホームページにリンクを貼っているのでダウンロードお願いします。

 

長文となりましたが、以上でした。それでは来月の告知です。

 

7/16(金)14時~ オンライン開催

 

(テーマ)若年性認知症支援
~相談支援から見える事~

講師

鹿児島県若年性認知症支援コーディネーター

保健師・介護支援専門員・キャラバンメイト

                 堀之内 広子 様

 

それでは、皆さんまたお会いしましょう。さようなら !(^^)!

 

 

2021年6月2日水曜日

5月 あしたば

 

 

昨年より20日ほども早く梅雨に入り、ジメジメ蒸し暑い日が続いていますが、皆様体調などお変わりないでしょうか。感染予防だけではなく、熱中症にも気を付けて、こまめな水分補給をお願いします。

 

さて、5月19日に今年度最初のあしたば会をオンライン開催


しました。今回は「小規模多機能ホームのあれこれ~住み慣れた地域、我が家で、自分らしく暮らし続けるお手伝い~」という事で、小規模多機能ホームよいやんせ 小川さんのお話でした。お忙しい中、60名を超えるご参加ありがとうございました。

 


小規模多機能型居宅介護の概要や特徴、利用のメリットやデメリット、費用の事など基本的な事から、小規模多機能ホームでの看取り、事例の紹介などの内容でのお話しでした。

 

通いと宿泊、訪問を組み合わせて自宅での生活を支えていくという事で、デイサービスとショートステイ、ヘルパーの組み合わせだと単純に考えていました。しかし、利用者一人一人利用の仕方が違っていて、その人の生活パターンに合わせてサービスや時間、回数も計画されている。突然の宿泊や受診送迎、買い物の付き添いなど臨機応変に対応し、これまでの生活スタイルに合わせて自宅生活を支えていく。また、通いと宿泊、訪問と同じ顔なじみのスタッフが支援できるので、利用者も安心できるとの特徴がありました。



コロナ禍以前ではありますが、地域の総会に利用者と一緒に参加して見守りのお願いをしたり、地域の敬老会に参加して利用者の誕生日のお祝いをしたりと、地域の方との交流や地域の課題にも積極的に取り組まれていました。小規模多機能ホームでの看取りについても、主治医やご家族と連携を取り、本人の思いを大切にして行っているとの事でした。

 

基本的な事から実際の事例、看取りなどとても分かりやすく、あっという間の1時間でした。その方にとって必要なものを見極めて、必要に応じたサービス提供という事では同じだと思います。小規模多機能ホームの特徴をしっかりと理解し、連携を取ることが大切だと感じました。

 

次に、あしたば運営委員の井料居宅介護支援事業所 倍盛ケアマネジャーから、「霧島市ケマネ会あしたばの現在とこれからの運営について」提案がありました。今後、霧島市のケアマネが中心となってあしたば会を運営していこうとの提案でした。具体的な中身としまして、

l  事例検討会・事例研究会の開催頻度を増やしによる事例の見立て・手立て・構造化等の視点や力の醸成。またそこでの講師・指導者・ファシリテーターの方々の実践の場、スーパービジョンの実践。

l  非常災害・感染症発生時など緊急事態におけるBCPの作成や研修・机上訓練等による目に見える横のつながり作り

l  ソーシャルケースワーク(相談援助技術)・ケアマネジメント論・コミュニティーソーシャルワーク等知識の再確認や積み上げ

l  ケアマネジャーとして支援を行う中で必要な知識の獲得の為の研修、地域ネットワーク作りです。今後はもっと霧島市ケアマネジャー中心に運営し、包括は事務局として後方支援的立ち位置。ケアマネは、地域の課題に対して政策形成の声を上げ具現化する為にも市役所との連携を密にする事です。ケアマネ、包括、市役所が三位一体する事で市民の方の幸せに繋がるのではないでしょうか。

あしたば運営委員の募集も随時行っております。ぜひ一緒に楽しみながら仕事に支障のない範囲で霧島市ケアマネ会あしたばを盛り上げていければと思います。

 


次回は6月16日に認定栄養ケア・ステーション栄養サポートきりしま 在宅栄養専門管理栄養士 吉永悦子さんより、「高齢者の栄養ケア~高齢者だけでない!!私達も『栄養と健康の大切さ』の重要性~」との内容でお話しいただきます。次回もたくさんのご参加お待ちしています。